12月にお坊さんとしゃべらナイトを企画しましたが、参加者はゼロということがありました。

(お坊さんの参加はありましたが。)

 

これは、突然、思いついてというか、

他のお寺さんでやっているという話を聞いて、うちもやってみよう!

と、いきなりやってみたので、仕方ないかな、と思います。

(スピード重視しすぎです。)

 

理由としては、

告知期間が10日ぐらいと、短かかったこと、

ほぼ、WEBでしか告知しなかったこと。

そして、年末で忙しいし、25日は平日。

さらには、世間では、クリスマスということで惨敗でした。

 

賢明寺での研究会終わりで、お坊さんが数人残るだろうと思って、やったので、

調整自体は難しくなかったのですが、

結果、こうなってしまいました。

 

ただ、後日、「行きたかった」という方にも出会えたので、

それは嬉しかったなと思います。

 

どれだけ需要があるかわかりませんが、次は広報期間を延ばしてすれば

来てくれる人はいるかなと思っています。

なので、これに懲りずにまた、やりますから、きてくださーい!

 

 

しかし、この件で思ったことが一つあります。

 

それは、お寺が新しい行事などを始める時に、果たして、素の状態でどれだけ勝負できるだろうか?

ということです。

 

素の状態とは、門徒さんの関係を除いてということです。

ただし、ここでは、あくまで考え方として捉えていただければと思います。

 

おまいりに行ったりすると、ご門徒さんに、非常によくしていただくのですが、

ややもすると、えらくなったと、勘違いしてしまうところがあります。

こわいですねぇ。

 

これは、お寺もそうですし、僧侶もそうですね。

私なんか、平服(ふつうの洋服)になったら、

どこにでもいる人ですからね。

たぶん、お坊さんとか、微塵も思われないでしょう。

 

その延長で、現在、門徒制度の上に成り立ってきたお寺は、

少なくなってきたとはいえ、お寺に人が来るのが当たり前だと思っているところが多いと思います。

 

実は、私もその一人でしたし、

今のお参りの人数をどれだけ多くできるかが勝負かなと思っていました。

(考えのスタート地点から、お参りに来てくれているということになっていました)

 

けれど、人口減少がどんどん進む中で、

おそらく、家を継ぐ人も少なくなる、ということは、

宗教を継いで、仏壇を守る人も少なくなる。

そして、お寺の行事の度に、地区ごとでお手伝いいただいた人たちもいなくなる。

 

実際、そういう気配はかなりしてきております。

 

そういうところから、大きい意味で

今までの門徒制度というのは、おそらく崩壊してしまうのではないかと思います。

(これからは、新しい制度や関係づくりが必要 ふんばりどころ!)

 

ということは、

10数年後(ぐらいかな?)には、今までのやり方をまったく知らない方々を

相手にしていかなくてはならないということです。

(むしろ、今のお寺自体を必要ないと思っている方たちかも)

 

その未来を垣間見たのが、今回ではなかったかな? と思うのです。

 

仮に、門徒さんの関係が全てなくなってしまって、

完全に、ゼロから勝負しようとしたときに、

果たしてその力がお寺にあるのか、と思うのです。

(都市開教はそんな感じかも)

 

私たちは、今まで先輩方(僧侶、ご門徒)が作ってくださった、仏縁があり、

現在、それに助けられています。

 

例えば、お寺での法座や、法要。

地区での追弔会。

葬儀、法事、月参り。

 

様々な形がありますが、ここにあぐらをかいていては、

本当に危機を迎えた時に対応できないのだろうと思います。

 

だから、今から、「お寺そのもの」の体力づくりが必要なのです。

 

それには、まず、あえて、従来のご門徒さんとの関係を一旦横において考えることが第一歩となるでしょう。

(あくまでも、ここでの考え方としてです。めざすところは、みんなのお寺ですから。

お参りがあるし、大丈夫だと思ったら、歩みが止まってしまいますからね。)

 

すると、現在のお寺そのものの姿が見えてきます。

例えば、

・どれだけ、若い層に訴求力があるのか。

・仏教に関心がある方たちの受け入れ体制が整っているか。

・どれだけ、地域の方たちとの関係が築けているか。

・まわりの人々がお寺に対して何を求めているかを、どれだけ把握しているか。

などなど・・・。

を、冷静に見つめなおすことが大切です。

 

そうすることで、お寺本位の関係性を打破し、

本当に人々が求めるお寺へと、変わっていけるのではないかと感じます。

 

そのうえで、ご門徒さんとの関係以外は、弱いな、足りないな、と感じたら努力すべきだし、

充分にあると思ったら、もっともっと伸ばしていくことが必要です。

(それが、トレーニングになるはずです。)

 

 

一方で、改めて現在のご門徒さんとの関係を見直してみると、

ありがたさというのが、ひしひしと感じてこれるのではないかと思います。

このように改めて考えてみると、

ご門徒さんとの関係はすごいなと思いますし、先輩方のご苦労が偲ばれます。

 

今までの関係は、私も、とてもほっこりするし、暖かいなと思いますが、

時代はかつてないほど、大きく動いているようです。

ですから、今、ご門徒さんとの関係の大切さを再認識すると同時に、

時代に応じた、新しい関係性を構築していくことが、

お寺、仏教、浄土真宗の次の100年を支えることになるのではないでしょうか?

 

今後、どういう形になっていくかは、現在、模索中ですが、

なんとかして、お念仏のみ教えを、みんなで喜べる環境を残していけたらと、強く、思います。

大江 英崇
僧侶&ローカルWebメディア「ぶぜんらいふ。」編集長(http://buzen-life.com/) お寺と地域の活性を目指して日々奮闘中です。夢は豊前を仏教王国にすること。そのために、お寺を中心としたコミュニティ「お寺まちづくり」を推進中です!