「お寺の法要ってだれでも行っていいのかな?」

「精進料理を一度食べてみたいのだけど…」

 

というあなた。

今がチャンスです!!

Chase the Chanceです!!

待っていたら来年9月に引退してしまいますよ!!

…と、それはさておき。

 

こんにちは!おてライターのHIDEさんです。

お寺を楽しくする情報を発信しています。

 

浄土真宗最大の法要である、『御正忌報恩講』(ごしょうきほうおんこう)

今まさに、シーズンに突入いたしました!!

 

豊前周辺の浄土真宗本願寺派(西本願寺)のお寺では11月から来年の2月まで

各お寺が『御正忌報恩講』をつとめていきます。

『御正忌報恩講』とは浄土真宗を開かれた親鸞聖人のご命日の法要です。

 

一年のうちで最大の法要ということだけあって、

各お寺、気合の入れようも相当なものになります。

 

そこで、おてライター的『御正忌報恩講』にお参りすべきポイントを挙げてみたいと思います。

 

御正忌報恩講は・・・

・精進料理である「お斎」がいただける!

・美しいお供え・お飾りを見ることができる。

・近くのお寺さんがたくさん来て、お経の声がすごいことになる。

・親鸞聖人伝記である、御伝鈔の拝読を聞ける。

・布教使さんの気合がいつもにもましてすごい。(たぶん)

 

と、そんなところでしょうか。

いつもと比べて、特別感があります。

 

今回は特に若い女性にも人気の高い精進料理。

「お斎」にフォーカスしたいと思いますよ。

では、レッツラゴー!(古い…)

豊前市下河内(しもかわち)浄福寺さまへのルート

11月5日(2017年)から8日まで、行われている豊前市下河内の浄福寺さまの御正忌報恩講。

このあたりの地区ではシーズン開きの報恩講になります。

 

気にされる方が多いですが、お寺の法要はご門徒など関係なく、誰でも行ってもOKです!

大丈夫。お坊さんのぼくが保証しますので、ご安心を!!

 

この記事を読んでからでも浄福寺さまのご法要には間に合いますので、紹介させていただきたいと思います。

 

では、まず道順から。

10号線から、千束ローソンを曲がり、求菩提方面に進みます。

10分ほど進むと下河内あたりに電光掲示板と、左手に看板が見えてきます。

ここを左折します。

すぐに左手にお寺の屋根が見えてきます。

最初の曲がり角を左へ。

お寺は左手にありますが、まずは車を停めましょう。

上の写真の納骨堂前か、路上に停めます。

ここが浄福寺の入り口です。

境内に入ると正面に本堂が見えます。

お斎をいただくには?

さて、お寺までたどりつき、本堂の阿弥陀様にお参りしていただいた後に、

御正忌報恩講ならではの、お楽しみ。

「お斎」をいただこうではありませんか!!

 

浄福寺さまでは庫裡(住居・会館部分)で「お斎」が行われていますので、

そちらへ行って受付を済ませます。

受付はお寺によってさまざまな形態があるようですが、

今回は「400円」もしくは、「米一升」にてお斎をいただくことができます。

 

時間帯によっては込み合うこともあるので、食事時間を計算して

その法要に間に合うように余裕を持ってでかけましょう。

(浄福寺さまは、13時半よりお昼の法要)

精進料理・お斎とは?

12時半ごろお伺いしました。

みなさん広間でお食事をされています。

これが、「お斎」(おとき)です。

 

「お斎」とは基本的に肉や魚を使わないの食事のことで、

いわゆる「精進料理」になります。

 

豊前地域の浄土真宗のお寺は御正忌報恩講の時期にどのお寺も「お斎」を出す文化が残っています。

厳密にいうと「お斎」は御正忌報恩講の食事のみを指す言葉ではありませんが、

御正忌にはお斎はつきものなので、「お斎」と言えば、「御正忌報恩講」という構図になります。

席に着くと、温かいものが運ばれてきて、上の写真のセットができあがります。

この地域では、たいてい黒塗りの器に入れて出されます。

食材の色が映えてとてもおいしそうですよね。

まずは、食前のことば

「みのり箸」という割りばしの袋。

そちらに浄土真宗本願寺派で制定している「食事のことば」が書いてありました。

この食事の言葉は「食のことば」と「食のことば」があります。

(今回は一つ前のことばでした。)

まずは、合掌して、「食前のことば」をとなえましょう。

食事をないがしろにせず、丁寧にいただこうという気持ちになれます。

婦人会特製のお斎

このお斎はお寺の「仏教婦人会」の方のお手製です。

どのお寺もそうですが、この方たちなしではお寺は動いていきません。

仏教婦人会の方々は、ベテラン主婦さんが多いので、

お料理の腕は間違いありません!

ぼくはひそかに賢明寺で、仏教婦人会の方によるレストランイベントを開こうと思っているくらいですから。

 

内容は煮物や酢の物、お味噌汁にご飯と非常に素朴なメニューですが、

味わい深く、人によっては懐かしい味ではないでしょうか?

こちらは今回私がいただいたものを写真に収めましたが、

私好みの味付けで、大変おいしくいただきました!

 

いや~、写真を見返してたらお腹空いてきたわ。

実はお斎の材料には意味がある!?

さすが、お寺の食事というところなのですが、「お斎の材料」には意味があります。

「お斎」と言えば「御正忌報恩講」とお伝えしましたが、「御正忌報恩講」は親鸞聖人の御苦労に思いを馳せ、

お念仏のみ教えに出会っていく尊い法要です。

 

ですので、その意味合いから、食材にも親鸞聖人の御苦労への思いが込められています。

 

例えば、親鸞聖人の関東時代の伝道のお姿から、

・椎茸…「笠」

・ごぼう…「杖」

・油揚げ…「袈裟」、厚揚げや油揚げをお土産にしているお寺もあります。

・里芋、(山芋)…親鸞聖人が寒夜、枕にして休まれたという「路傍の石」

・人参…手足の「あかぎれの血」

・かんぴょう…お経

 

注)お寺によって内容は違います。

 

・・・というように、食材それぞれが親鸞聖人の当時のお姿、

とくに伝道に励まれたお姿をあらわしています。

そう思って、「御正忌報恩講のお斎」をいただくと感慨深くありませんか?

(参考:まいてらWalker「浄土真宗の一大イベント「報恩講(ほうおんこう)」とは?」)

お漬物もおいしい!!

おそらく手作りのお漬物。

実はこの辺り、特に山手のほうですが、

お茶菓子は「お漬物」という文化があります。

 

あ、言ってる意味わかります?

お参りや用事で招かれておばあちゃんの家にいくじゃないですか。

そしたらね、お茶とお漬物が出てくるんですよ。

手でポリポリとつまみながら、お茶をいただくわけですよ。

それが普通なんですよ。

 

初めて出された時は戸惑いましたが、この文化はそれだけ、

ご家庭でお漬物をされている方が多いということだと思います。

 

お客さんに出せるということは、多少なりとも自信があるということでしょうし、

しかも御正忌報恩講に出されるのですから、えりすぐりの名人が漬けたものに違いありません!

 

と、勝手な憶測でしたが、一口食べてみると、めちゃくちゃおいしかったので、恐らく当たっています!!

ごはんもおかわりして、しまいには漬物だけで食べていました!はむはむはむポリポリ…。

他の方もおいしそうにされていました。

近くにいたおじいちゃんとお孫さんは毎年来ているとのことでしたが、

孫さんに「おいしい?」と聞いてみると、多少恥ずかしそうでしたが、

「うん。」と答えてくれました。

綺麗に食べてたのが何よりの証拠ですね!

最後は食後のことば

食事を終えたら、再び手を合わせ、「食後のことば」をとなえます。

おみやげに色々といただきました。

こういう気遣いもうれしい。

食後はお参りと法話

法要中の写真は出勤(しゅっきん・僧侶としておつとめすること)のため、ありませんが、

浄福寺さまでは13時半からお昼の法要がつとまります。

 

始まる前までに、席についておきましょう。

最近はほとんどのお寺が椅子席になってきたので、

正座が苦手な人も安心です。

 

もし、この時に懇志(お布施)を持ってきていれば、本堂の受付に出しましょう。

 

法要が始まると、僧侶とお参りの方も合わせた本堂にいる全員で声にだしてお経読んでいきます。

約30分間お経を読んだ後、法話の時間になります。

たいていは前席40分、休憩をはさみ、後席40分の時間になります。

お経、法話を全て合わせると、約2時間。

これがスタンダードな浄土真宗のお寺の時間割です。

休憩にはお賽銭のご用意を

休憩中にはご懇志の読み上げや、お賽銭を集める時間がとられます。

お賽銭をされたい方はこちらへ。

総代さんたちが集めにいってくれます。

またお寺によって、お茶が出されたり、

お菓子が配られたりします。

ほっとしますね。

こちらは手編みのひざ掛けだそう。

カラフルでかわいらしいですね。

住職さんたちが出迎えてくれますよ。

浄福寺の住職さんと息子さん。

息子さんもしっかりと衣を着てお勤めをします。

私の隣で一緒にお経を読みましたが、一生懸命がんばっていました。

思わず笑顔になりますね。

坊守さん(住職のつれあいさん)たちもとっても気さくに接してくれます。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?

御正忌の雰囲気が少しでも伝わればと思いますし、

「お斎」目当てでもOKですので、

ぜひ、お参りに行っていただければ嬉しい限りです。

 

初めての方は分からないことが多いと思いますが、

電話でもいいので、お伺いするお寺に直接問い合わせるか、

こちらのホームページのお問合せに送っていただいても構いません。

 

これから、御正忌報恩講シーズンですので、

お参りさせていただいて、親鸞聖人の御苦労をしのびながら、

お寺を楽しんでいただければと思います!

 

番外編

お寺のすぐ近くにあった風景です。

この袋には「はやとうり」が入っているのですが、

無人販売かと思いきや…

「ご自由にお持ち帰りください。」

なんという太っ腹!!

 

こういった雰囲気もある下河内です。

ぜひぜひ、ゆったりとのどかな空気を感じにいってくださいね!

 

寺院情報

浄土真宗本願寺派 浄福寺

〒828-0074 福岡県豊前市下河内1844

0979-88-2078

 

今後の御正忌スケジュール(新聞折り込みチラシ)

 

◇◇大分・中津市で、坊主カフェを開催します!◇◇

日程:2017年11月17日、18日の2日間

時間:14時~17時(出入り自由)

場所:いといろ(大分県中津市新博多町1776)

内容:ブックリーディング&シェア、作法、写経など

参加費:無料 お店でドリンク等を注文してくださいね。

申込方法:飛び入りもOK!ですが、人数把握のためFBメッセンジャーにて申込を受け付けております。

定員:10名ほど

お申込み・最新情報はこちら↓
坊主カフェ@中津いといろFBページ

 

大江 英崇

僧侶&ローカルWebメディア「ぶぜんらいふ。」編集長(http://buzen-life.com/) お寺と地域の活性を目指して日々奮闘中です。夢は豊前を仏教王国にすること。そのために、お寺を中心としたコミュニティ「お寺まちづくり」を推進中です!