2018年 This is town life!なんだか楽しい火祭り「どんど焼き」レポ

2018年 This is town life!なんだか楽しい火祭り「どんど焼き」レポ

こんにちは!おてライターのHIDEさんです。
お寺を楽しくする情報を発信しています!

さて、お正月が過ぎ、使われなくなった正月飾りですが、みなさんどうしているでしょうか?

ここ豊前では「どんど焼き」という風習があり、みんなが集まり神事を行い、正月飾りなどに火をつける火祭りがあり、そこで、正月飾りを焼くというのがこの辺りの恒例となっています。

どんど焼きとは?

どんど焼きは、日本全国に伝わる無病息災・五穀豊穣を祈る火祭りで、小正月(こしょうがつ=1月15日)に行われています。長い竹や木、藁(わら)、茅(かや)などを一か所に積み上げてやぐらを組み、家々から持ち寄った松飾り、しめ縄などの正月飾りや書き初めなどを飾り付け、神事を行った後に火をつけて燃やします。残り火で餅を焼いて食べたりもします。
古来、火は尊く、祓いの力があると考えられてきました。お正月に天から下ってきた歳神様は、どんど焼きの煙に乗って天に戻っていくと言います。そのため、どんど焼きの神聖な火にあたり、焼いた餅を食べると一年間健康で過ごせると伝えられているのです。
吉富町ホームページより

ちなみに、この「どんど焼き」豊前市には珍しい「おこもり小屋」を建てる地区もあります。

●ぶぜんらいふ。リンク

 

さぁ、「どんど焼き」の様子が少し分かったところで、ぼくの所属する地域である「上町区」でもどんど焼きがおこなわれましたので、レポートしたいと思います!
(お寺のブログですが、神事も勉強させてもらいましょう!)

今年の会場は菅原神社

今年の会場は賢明寺からもほど近くのこちら。

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今年は例年おこなわれている場所を移して、菅原神社での開催となりました。(地図では少しマーカーがずれています)
こちらは、『つつじ祭り』で有名な所で、5月頃になると八屋祇園と重なることもあり、多くの人で賑わうのですが、それ以外はひっそりとしています。

●『ぶぜんらいふ。』記事

 

菅原神社のある宝福寺山からは賢明寺の本堂がよく見えます。小高いので見晴らしがよく気持ちがいいです。

青年会が炊き出し

お参りを終え、駆け付けてみるとすでに青年会のみなさんが炊き出しをおこなっておられました。
前日と、当日の朝から準備をされていたようです。
ぼくも青年会に入っているのでお手伝いをしたいのですが、朝はお参りがあってなかなか行けません。申し訳ない。

青年会の先輩たちが声をかけてくれて、あったかい汁をよそってくれました。

「ほら、食べな。」男性のちょっと荒々しい感じのする料理。そういうのもいいものです。ネギをかけていただきます。
この日はとても寒かったので、温かい汁でぽかぽか。

こちらの焼餅は、あんこ汁の中に入れて少し香ばしいぜんざいに。子どもたちに人気です。

名物「かっぽ酒」

ドラム缶で作られたコンロの中に竹が投げ込まれています。
「どんど焼き」名物の「かっぽ酒」です。竹の中に日本酒を入れて、燗をするわけです。ただ、お酒を注ぐときにはやりにくいので、やかんに移し替えるのですが。

コップも竹を切って作ったもので。

竹の香りがして、おいしさが増します。

自家製とうがらしを配るおいちゃん

写真を撮っていると小学校高学年ぐらいの子ども達が、舌を出して「ヒーヒー」言っている場面に遭遇。
何事かと思ったら、汁の中に入れてもらった唐辛子にノックアウトされた模様。
小学生たちに「これをかけたの?」と、瓶の中に入ったよくある唐辛子を指さすと、舌を出しながら首を横に振り「違う。」と答えます。
そんな会話をしていると、おいちゃんが現れてぼくの汁にも大量のまっかな唐辛子をかけてくれました。

「いただきます…ゴホッ!」
大きくむせる。これは、辛い。いや、痛い。
ゲームのドラゴンクエストで、「ぐふっ!」と言ってキャラクターが倒れる場面があるけれど、さっきの「ゴホッ!」とむせる感じは正確に言うと、「ぐふっ!」と表現してもいいぐらいに、すごかった。
どうやら自家製のとうがらしのようで、「ぽんぽんできるんよ。」と、おいちゃん。
いや、このレベル。ぽんぽんできたら怖いです…。

まっかな唐辛子の袋をぶら下げて、汁を食べている人に次々とアタックしていたおいちゃんでありました。

みんなでわいわいアウトドアが魅力

この写真を見ていると、地区の老いも若きも集っています。

そして、みんな一様に楽しそう。

この瞬間が成り立っているのがすごいと思う。
なんだろうな。この空間と時間は。
公然と楽しんでいい時間というか、堂々と特別なことができる瞬間というか。

切り取ってみると、デイキャンプぽいことをしているんだけど、そんなおしゃれじゃなくて、もっと田舎くさいんだけど、みんなと過ごしていると、ぼくは本当にこういう時間が好きだなと思います。

どんど焼き・神事

そうそう。何をしに来たか忘れてしまいそうだったけれど、今日は「どんど焼き」がメイン。

みんなとわいわいやっている最中も、町の人がやってきて竹や木で作られたものに飾りをくっつけていきます。
ここに火を点けると、お正月に天から下ってきた歳神様が煙に乗って帰っていくらしい。

神事の時間の前にはお供えをしておきます。
鯛だったり、果物だったり、お酒だったり。

大富神社の宮司さんに来てもらって、神事が始まった。
さっきまでとは打って変わって、みんな神妙な面持ちになる。
このメリハリがさすがという感じ。

点火は子ども達が中心

高学年の子どもたちが灯油のかかったたいまつを持ち、宮司さんから分けてもらった火を点火していきます。
火を扱うので、緊張が走る一瞬です。

一瞬で燃え盛る炎。

みるみるうちに大きくなっていきます。

 

もしもの時に備えて、青年会の方がホースやバケツを持って構えています。
昨年までは消防車も配備されていたので、すごいなと思ったものです。

数メートル離れているところでも暖かい。やはり、火のパワーはすごいです。

火が少し弱まってくると、宴会の再開。野菜たっぷりの豚汁を食べたり、かっぽ酒をのんだり。
どんど焼きの火のそばに集まって、暖をとります。
まるで、大きなキャンプファイヤーを囲んでいるよう。

外で食事をしたり、話をしたり。
この町にいると、時々こういう会があります。
たいていは町の仕事をみんなで終えた後に公民館などで飲むのだけれど、子ども心に帰るのか、みんなたいていはしゃいでいます。
ぼくはこういうところが町の魅力だと思うし、この町の大好きなところです。

地方から都会へ出ていく流れもあるけれど、大人が楽しい顔して町のことに関わっていれば、その姿を見た今の子どもたちも「町もいいよね」と思ってくれるのかもしれない。と、ふとそんなことを思いました。

「どんど焼き」はまた来年。
3月の末からは八屋祇園に向けて町が動いていきます。

それでは。
また。

 

※今回の写真はエアリーフォトを参考に撮ってみました!

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僧侶&ローカルWebメディア「ぶぜんらいふ。」編集長(http://buzen-life.com/) お寺と地域の活性を目指して日々奮闘中です。夢は豊前を仏教王国にすること。そのために、お寺を中心としたコミュニティ「お寺まちづくり」を推進中です!

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