不安や恐怖にどう対処したらいい?

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

世の中では大雨による災害や再びコロナの感染拡大がつづいております。

 

今回はそのような状況で感じる不安や恐怖に対して私達はどのように向き合っていけばいいのかについて、

ご一緒に考えていければと思います。

 

目次

不安や恐怖がはびこる世の中

昨今のコロナ禍の状況では誰もが疑心暗鬼になり、いつ我が身にふりかかるのか?という心配や不安、恐怖が世の中に満ちているように感じます。

 

かくいう私も同じような気持ちです。

 

家には家族がいますし、幼い子どもがいるので持って帰らないだろうか、染さないだろうかと戦々恐々としながら毎日を過ごしています。

 

また気になるのは連日のテレビでのコロナ報道。

もちろん必要な情報は得たいですが、情報過多で不安だけが助長されるようにも感じています。

 

不安を強く感じる方はあえて関係のない楽しい番組を見るだとか、

心が癒やされるような自然が映し出される番組をみるとかの対策が必要ですし、

そもそもテレビを切ってしまうという方法もあると思います。

 

また心配なのはお参りでおうかがいする高齢の方々。

お参り先で話をしていると一部の方々はどうやらテレビをつけっぱなしで、

テレビからしか情報を得ていない方もいらっしゃり、様々な情報を鵜呑みにされている方も多いと感じます。

 

そんな方たちには、こんな違った見方もありますよ、この角度から見るとこういう風にも考えられますね

などとお話させていただくこともありますが、

なかなか不安を和らげるのは難しいのが現状です。

 

不安や恐怖に仏教や浄土真宗ではどう対処するの?

さて、私達はこれらの不安や恐怖に対してどう対処すればいいのでしょうか?

 

通常考えられるのは、「不安や恐怖に打ち勝つ」ということですが、

これは個人的にとてもむずかしいことだと思います。

 

少なくとも私はできない。と、思いますね。

 

10代や20代ならいざしらず、

私もアラフォーとなってきまして歳をとるごとに色々と自信をなくしてきました。

 

 

仕事を集中してこなすとすぐに疲れるし、

人の多いところも苦手になってきましたし、

スケジュールをこなすのもやっとという感じです。

 

本当はもっとバリバリと働きたいですし、

理想に近づいて行きたい。

 

でも、できないんですね。

 

それも30代前半に体調をくずしたことで、

いまだに不調がつづいているのが原因かなと考えております。

 

 

そんなこんなで精神力や体力で「不安や恐怖に打ち勝つ」というのは難しいなと実感しているわけです。

 

ですので、不安の対処法として

  • 不安を抑える
  • 不安を感じなくなるくらい強くなる

というのは違うなと思います。

 

そもそも、

 

どんなに強い心を目指そうと対策をほどこしても

気になって仕方がないから不安や恐怖を感じるのだと思います。

 

 

もはや、これらの感情は自然に湧き上がってしまって仕方がないものと認識すべきです。

 

 

それはあなたが弱いからだと言う人もいうかもしれませんが、

この「弱さの自覚」こそ不安や恐怖への対処法の第一歩なのではと考えています。

 

 

阿弥陀様の教えは不安そのままでいい

どうしても不安や恐怖が止められず、心配事が湧き出てくる私だと自覚することは、

とても大事な作業です。

 

 

もしかすると、そんなに弱気ではいけないと思う人もいるかもしれませんが、

むしろ弱気のほうがいろんな物事が見えてくるような気がします。

 

そうです、弱気でいいのです。

 

幸い私がいただいています阿弥陀様のみ教えは

私に「強くなれ」とおっしゃるものではありません。

 

むしろ、阿弥陀様の教えはどんなに取り繕っても

不安や恐怖にさいなまれてしまう私のための教えです。

 

もうすこし言えば、弱気になってしまう私だからこそ

阿弥陀様は私を救いたいと動いてくださっているのです。

 

私が弱くてもいい理由

さきほど「弱気でよいのです」と申しましたが

私が弱気でいい理由それは、

阿弥陀様がどんな時でもびくともしない仏様だからです。

 

阿弥陀様がびくともしないからこそ

私達は弱気でいてもいいのです。

 

そして、私が弱いなら強い阿弥陀様をたよればいいのです。

 

 

阿弥陀様はすでに私のすべてを見抜いておられる仏様ですから、

強がっても仕方がありません。

 

気にしないでいようと思っても気になってしまう

不安を制御しようと強くあろうとしても、不安や恐怖がすぐに押し寄せてくる。

そんな私であると阿弥陀様はすでにご存知なのです。

 

 

ですから、私に強くあれとは言われません。

 

 

私に強くなるのではなく「びくともしないこの阿弥陀に寄りかかっておくれ」と申されるのです。

 

不安や恐怖にどう対処したらいい? まとめ

私達は強くなれ強くなれと教えられてきたはずです。

そして、弱さを馬鹿にしてきました。

 

でも、強さを目指した結果どうでしょう?

私達は反対に弱くなったように感じます。

 

私達が弱くなったと感じるのは

本来誰もが持っている弱さに目を背けてきたからではないかと思うのです。

 

そう、本来私達は弱いのです。

 

弱いからこそ、助け合っていくことで、はじめて生きていくことができる。

人間だれしも一人で生きている人なんていませんからね。

 

助け合って、お互いをいたわりあって生きていくことが

私達の本来の生き方なはずです。

 

ですが、昨今の世の中を見ていると

そんな大事なことをどこかに置き忘れてしまったのではないかと感じることもあります。

 

ですが、今こそ。

今だからこそ。

 

私達が強くなる方向を目指すのではなく、己の弱さを認め自覚し

真に強きものに心を預けていくことが必要なのだと思います。

 

そうすることで、不安や恐怖に冷静に向き合っていけるのではと考えています。

 

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